2ブロック簡易感想(11月上旬)
軽く2ブロックのデッキに触れてみたので少し整理したいと思います。
2ブロックについて知っていく上で、【青赤クラッシュ覇道】というデッキを中心に触れてみました。
『青赤クラッシュ覇道』
4 x 月光電人オボロカゲロウ
4 x ドンドン吸い込むナウ
4 x 終末の時計 ザ・クロック
4 x 異端流し オニカマス
4 x ”必駆”蛮触礼亞
4 x “乱振”舞神 G・W・D
4 x 勝利龍装 クラッシュ”覇道”
4 x ”轟轟轟”ブランド
4 x ゴリガン砕車 ゴルドーザ/ダイナマウス・スクラッパー
4 x 南海の捜索者 モルガラ/トリプル・ブレイン
デッキの特徴としては、《異端流し オニカマス》や《月光電人オボロカゲロウ》の低コストカード、そして《勝利龍装 クラッシュ”覇道”》の追加ターンを得ながらビートダウンをしていきます。
また、《“乱振”舞神 G・W・D》や《ゴリガン砕車 ゴルドーザ》で地上戦を展開しながらアドバンテージを獲得していけるため、安易なシステムクリーチャーや相手の盤面の展開を咎めることも可能。
採用されたカードの多くが強力な効果で構成されており、攻勢に出た後に盤面を一度リセットされても、後続による押し込みやリソースの供給などが可能と感じました。
現時点において、2ブロック環境に存在するデッキは多くあり、中でも突出していると感じたデッキタイプは
Tier1
・白零サッヴァーク(DG)
・青黒サソリムカデループ
・青赤クラッシュ覇道
・シータ(青赤緑)チェンジザ覇道
・黒単デスザーク
・赤単ブランド
が挙げられ、Tier2以降にも様々なデッキタイプが存在しています。
今回はTIer1に絞って整理していきます。
上記の図は【赤青クラッシュ覇道】を中心とした相性を表していますが、デッキの相性以上にプレイングやゲームプランに勝敗を左右されることが多くあり、あくまで一つの指針としています。
① vs【白零サッヴァーク】
GP7thにてワンツーフィニッシュをしたデッキタイプであり、《煌龍 サッヴァーク》《煌世主 サッヴァーク†》共にドラゴン・ブレイカーという自分のシールドに干渉しながら攻撃ができ、自分の表向きのシールドによって場を離れない効果を持つという特性があります。
これによって一度《サッヴァーク》が攻勢に出れば除去ではなく、攻撃を止める方向に回らなければなりません。
大まかなゲームプランの概要としては、デッキ内の《裁きの紋章》呪文が自分のアドバンテージを整えながら《サッヴァーク》の不死性を高めていき、《天ニ煌メク龍終ノ裁キ》《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》をフィニッシュに添える形でゲームを決めることを軸にしています。
【青赤クラッシュ覇道】とのマッチアップでは、《サッヴァーク》が動き出す前にゲーム展開を大きく有利に進めておく必要があり、積極的なプレイヤー攻撃が有効的な試合がいくつもあると感じました。当たり前ではありますが、《サッヴァーク》側の能力発動条件である、表向きのシールドを処理しておくことが効果的なのは間違いないと思います。
一方で【青赤クラッシュ覇道】のビートプランに【白零サッヴァーク】側が間に合ってしまうことも少なくないため、上記の相性表では【白零サッヴァーク】に有利をつけています。
過去の大会の結果が示している通りにデッキパワーが一つ抜けている印象があり、【青赤クラッシュ覇道】側のゲームプランの見直しや採用カードの変化が必要かもしれません。
② vs【青黒サソリムカデループ】
今回Tier1に挙げたデッキの中で唯一、シールドを割ることなくループで確実に勝利出来るデッキで、墓地の条件さえ整えば《阿修羅サソリムカデ》1枚で一気に勝負を決めに行くことが可能です。
序盤は《エマージェンシー・タイフーン》等でキーパーツを揃えるため、相手のペースで試合が運ぶことになるものの、《集器医 ランプ》や《戒王の封》がループに関わりながら、シールドからの防御札として機能する点がデッキとしての完成度を引き上げていると思います。
【青赤クラッシュ覇道】側は相手の墓地のパーツの落ち方を注意しながら、ゲームのプランを組み立てることになります。
特に相手の墓地に《阿修羅サソリムカデ》《堕魔 ドゥポイズ》がある状態では、攻勢に出た時のST《戒王の封》や《終末の時計 ザ・クロック》からのループ始動が容易に予想出来るため、墓地にパーツが揃う前に殴り切る事が基本的なゲームプランになると思います。
しかし、シールドを壊しダイレクトアタックが勝利条件の【青赤クラッシュ覇道】 は、ST発動からのゲームセットの可能性といった点が【青黒サソリムカデループ】とマッチアップした時に不利な要因の一つとして考えられるため、相性図に【青黒サソリムカデループ】有利と位置づけています。
白が入るデッキの《ジャミング・チャフ》等のような、ST対策カードを【青赤クラッシュ覇道】側が採用するか、《ポクチンちん》を積むことで墓地肥やしを咎めるなどの工夫が必要だと感じました。
③ vs【黒単デスザーク】
④ vs【赤単ブランド】
⑤ vs【シータチェンジザ覇道】